ウェブに接続していると常に感じることは、タイムラグが結構あるということです。何かの本では、ウェブで世界と瞬時につながるという話もありましたが、そういう意味で言うとウェブはまだまだ発展途上ってことですかね。

最近、生産性に関する議論があって面白かったので、そのやり取りを時系列に並べてみました。

2007/2/11
山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal - 生産性の話の基礎
http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211/p1

2007/2/12
池田信夫 blog 生産性をめぐる誤解と真の問題
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/cd4e52fd7cca96ac71d0841c5da0cb75

404 Blog Not Found:生産性より消費性
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50762325.html

2007/2/13
分裂勘違い君劇場 - アルファブロガーたちの地位争いが優良コンテンツを量産する
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20070213/1171359965

山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal - それでも賃金水準は平均的な生産性で決まるんだよ。
http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070213/p1

飲み屋でやったら 2 時間(もかかるのか?)で済んじゃいそうなやり取りですが、ウェブでのやり取りでは数日間は最低かかりそうです。ただ、生み出す価値は計り知れないです。(知見のある方々が公の場で、ある意味万人に向けたわかりやすい議論を展開するわけですから。)

ウェブでタイムラグを感じる理由は、例えば情報収集のアンテナの反応速度によるのかもしれません。例えば、はてな RSS は、記事を書いてから 12 時間くらいたたないと新着記事を拾ってくれない場合があります。

さて、タイムラグがあるといいつつも、上記のような議論の場合、人間の反応速度としては、これが限界(つまりウェブのタイムラグがボトルネックにはならない)かもしれません。リアルで忙しいのにウェブに費やせる時間なんてたかが知れていますから。

今のウェブは「瞬時ではないけどそこそこすばやく、そこそこ整理された情報に触れたり議論したりすることができる」ところに価値があるのかな・・・?

Posted by あかさた
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